豆知識>U.もやしはこうして作られる

 おいしいもやしを育てるための条件は、なんといってもクリーンな環境の中で種子を発芽させ育成させることが一番です。そして自然界の発芽とは違って、大量の種子を一度に発芽、成育させるもやし生産工場では、水、温度、空気そして光の働きに細心の注意がはらわれ、この栽培制御にコンピューターを使う工場も最近は多くみうけられます。 
 ここでは、一粒の豆がもやしになって、店頭に並ぶまでの主な流れをご紹介しましょう。
 厳選した原料の豆を洗浄し殺菌処理した後、仕込タンクに入れ発芽促進のため、所定の温度の水の中に所定の時間漬込みます。











 漬込みが終ったら、タンクの水を抜き、クリーンな育萌室で栽培が始まります。栽培期間中はあらかじめ設定したプログラムに基づいて、もやしが健康に育つように温度管理、散水にはミネラルをたっぷり含んだ無菌の地下水だけを使用し、この栽培期間中は、一般の路地野菜と違って、農薬とか科学肥料を一切使いません。正にもやしは清浄野菜そのものです。
 洗浄、脱水の終ったもやしは、そのまま自動的に計量、袋詰めされます。包装されたもやしはそのまま冷蔵車で配送されるか、いったん冷蔵庫に収納され、いちだんと冷却された後、配達されます。
 さあ、とびきり新鮮なもやしのおいしさをぜひ味わって下さい。



 こうして手塩にかけて育てられたもやしを、機械と低温の清浄な水を使って手早く種子の殻を取り除きながら洗浄します。最後に、もやしの表面に付着している余分な水を除去します。この工程では、もやしの鮮度を維持するため、できるだけ手早く衛生的に処理することと、もやしを傷つけたり折ったりしないよう細心の注意がはらわれ、作業員が直接手でもやしにさわる必要がないよう、すべて自動化されて機械で行われます。
 太陽の光をいっさい当てないのがポイントなんだ。
 ひ弱な人を「もやしっ子」と言うのは、ここからきてるんだね。でも、もやしには栄養がたくさんあるから、そんな言い方はちょっと迷惑だよ。
 もやしを食べれば「もやしっ子」にはならないんだから。
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