ひと昔前まで、もやしといえば大豆が主体でしたが、ここ数年は緑豆やブラックマッペなどのもやしが多く出回り、現在では生産高の9割以上を占めています。これは、比較的安価で生産しやすいことに加え、クセのない味があらゆる料理にマッチするという理由からです。

 スーパーマーケットなどで売られているもやしのほとんどが、緑豆とブラックマッペだと考えていいでしょう。大豆もやしは現在では、ビビンバやキムチといった韓国料理によく使われています。
緑豆
【もやしの種子の生産地】
中国、ミャンマー
【おもな調理法】
炒めもの
【特徴】
別名マング・ビーン。ほかのもやしに比べると、コクとみずみずしさがあり、調理の応用範囲が広い。
ブラックマッペ
【もやしの種子の生産地】
ミャンマー、タイ
【おもな調理法】
サラダ、和えもの、炒めもの
【特徴】
味自体は緑豆と似ているが、少々硬い。そしてほのかな甘味があるのが特徴。
大豆
【もやしの種子の生産地】
アメリカ、カナダ、中国、日本
【おもな調理法】
炒めもの、スープ、ナムル
【特徴】
たんぱく源が豊富で、豆もやしの中では一番の含有率を誇る。多少豆の部分が硬いので、火を通す料理におすすめ。
同じもやしに見えても、豆によって栄養成分や、固さが微妙に違うんだね。
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